2007年12月30日(日)主を賛美せよ(詩編150:6)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
今朝は旧約聖書詩編の第150編6節の言葉です。

「息あるものはこぞって 主を賛美せよ。 ハレルヤ。」

全部で150編ある詩編の最後の一編は、壮大な賛美への招きです。聖書が教える人生の目的はこの聖書の神を喜び、この神に栄光を帰することなのです。神を喜び、神に栄光を帰する生き方とは、つまるところ心から神を賛美する生き方なのです。

150編ある詩編の中には人生の理不尽な苦しみを歌った詩も数多くありました。自分の罪のために嘆き悲しむ詩もありました。人生の一こま一こまを眺めるとバラバラで何の脈略もなく、細切れの悲しみと、細切れの苦しみと、そしてちょっとの楽しみが思い出したように気まぐれに顔をのぞかせているだけにしか思えないないかもしれません。
確かに人間にとっては人生とはそんな偶然的な気まぐれかもしれません。世界がそんなものだと思えば、賛美も感謝も生まれてくるはずはありません。
けれども聖書が教える世界はそんな偶然の上に成り立っている世界ではないのです。人間の思いをはるかに超えたお方がいらっしゃり、万事を益としてくださろうとするこのお方の確かな意図の上に成り立っているのです。神を賛美する生き方とは、この神の恵みを感謝をもって受け止める生き方なのです。

それではきょうもあなたの上に主の平安が豊かにありますように。