2008年12月14日(日)目を覚ましていなさい(マルコ13:33)

おはようございます。ラジオ牧師の山下正雄です。
イエス・キリストはこんなことをおっしゃいました。

「気をつけて、目を覚ましていなさい。その時がいつなのか、あなたがたには分からないからである」(マルコ13:33)

この言葉はイエス・キリストが世の終わりの時のことについて教えられた話の中に出てくる言葉です。イエス・キリストはその日その時がいつやってくるのか、天使たちも知らない、いえ、ご自身さえも知らないとおっしゃいます。ただ天の父なる神だけがその時をご存知なのです。だから、その時がいつきてもよいように、「気をつけて目を覚ましていなさい」とおっしゃるのです。
イエス・キリストはそのことをたとえ話でこう説明されました。

「それは、ちょうど、家を後に旅に出る人が、僕たちに仕事を割り当てて責任を持たせ、門番には目を覚ましているようにと、言いつけておくようなものだ。」

それは主人の帰りがいつだかわからないという譬えでもありますが、もっと大切なことは、主人の帰りを待つ間になすべきことは、割り当てられた仕事に忠実であると言うことなのです。
日常生活のすべてを投げ出して、終わりの日がやってくることを指折り数えることではありません。目を覚まして世の終わりに備えるとは、神の御前に責任ある生き方を忠実に果たすことなのです。
それではきょうもあなたの上に主イエス・キリストの恵みが豊かにありますように。