あさのことば 2004年4月30日放送

長石 肇(新所沢教会牧師)

メッセージ: 神が守ってくださる


 いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
 「地球が丸い」ということは、今日では誰もが知っている事実です。しかし古代人は、水平線を真っ直ぐ進んでいくと、そこには世界の果てがあって、それ以上行くと落っこちてしまうと恐れていました。一見幼稚な考えのようですが、そこには人間中心の視点から世界を見る限り、古今東西のあらゆる人々の物の見方に形を変えて反映しているものです。

 かつてガリラヤ湖で「向こう岸に渡ろう」とイエス様に言われて船出した弟子たちが突然の嵐に会い、転覆しそうになったことがありました。しかしイエス様は艫のほうで眠っておられました。助けを求めて叫ぶ弟子たちにイエス様は、風を叱りつけ、嵐を静められました。自然を支配される神としての権威が現された出来事でした。
 ところで、嵐の中でイエス様が眠っておられたというあの平穏な心は、私たち人間の状況判断から得る安心感とは、本質的に違うようです。予期せぬことが起り、周囲の状況が少し変わっただけで、慌てふためく私たち。しかし神は創造主であるとともに、それを不断に保持し、守られる摂理の神であることを覚えたいものです。

 風船を膨らませた後、空気が抜けないように、口のところをしっかり持ち続けるように、神は、丸い地球の上に生きる私たちを叡智をもって支え、絶えず支え続けておられるのです。

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