あさのことば 2004年7月26日放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

川杉安美(綱島教会牧師)

メッセージ: 神様が見ている


 ごきげんいかがですか。綱島教会の川杉安美です。

 聖書の中に次のような話があります。
「エルサレムの神殿の賽銭箱に、群衆がお金を入れる様子を、イエス様が見ていたときのことです。大勢の金持ちがたくさん賽銭箱にお金を入れていました。そこに、一人の貧しいやもめがやって来て、銅貨2枚をささげました。銅貨2枚というのは、献金をするときの最低額の金額です。それを見ていたイエス様が、わざわざ弟子たちを呼び寄せて言われました。この貧しいやもめは、だれよりも沢山入れた。皆は有り余る中から入れたが、この人は、乏しい中から生活費全部を入れたから。」

 もしかしたら、イエス様の目から見たら、他の人たちは習慣的にお金を入れていたのかもしれないし、あるいは人に見せるために、自己宣伝のために入れていたのかもしれないし、適当に献金しているように見えたのかもしれません。つまり、本当に神様がいらっしゃる、本当に神様が見ておられる、そういうことを忘れてしまっていて、むしろ人の目を意識しているということだったのでしょう。

 このやもめの場合は、生活費全部を入れたということは、本当に神様のことが大好きで、感謝して、神様に信頼してすべてをまかせていた、ということです。つまり、本当に神様がいらっしゃって、神様が見ていてくださる、助けてくださる、それを信じていたということです。
 おそらくイエス様が見ていて、そうして弟子たちにそんな話をしたというのは、知らなかったと思います。イエス様がほめていたというとなど知らずに、ただ献金して帰っていったと思います。でも、神様がちゃんと見ていてくださる、それを知っていたのです。

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