あさのことば 2005年5月18日(水)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

片岡正雄(坂戸教会牧師)

片岡正雄(坂戸教会牧師)

メッセージ: 「たそがれ時にも光が!」


 お元気ですか。坂戸教会の片岡正雄です。

 さて、世の中はこぞって急速に高齢化社会に向っていて、この社会を将来支えるべき、子供たちが逆に減少しているという話を聞きますと、何とも心もとない感じがしてきますね。

 やがて、人間は誰でも年をとるのですが、壮年、老年期への備えはできているでしょうか。

 土地や家があるから大丈夫という方もあるでしょう。あるいは退職金や保険、年金などの備えができているから大丈夫という方もあるでしょう。

 しかし、心の備えは如何でしょうか。特に男性は定年後への備えをすることが必要ではないでしょうか。女性は普段から地域社会や家での時間の使い方には慣れていますが、男性は、ひたすら会社に仕え、仕事人間になり切っておられるので、働きざかりの夫にとっては定年後の人生を自分の事として考えていらっしゃらない方が多いようです。そして家にじっとしている姿などに思いもよらないのです。

 さて、旧約聖書ゼカリヤ書14章7節に「夕べになっても光がある」という言葉があります。壮年、老年期は、若い時代を昼にたとえますと、たそがれ時、すなわち夕暮れ時と言えるでしょう。しかし、そこには、昼間では気がつかなかった、夕暮れ時特有のすばらしい輝きを見せてくれるのです。

 イエス・キリストを信じ、真の神に信頼して歩む人生の晩年には、本当の平安があり、神への信頼と希望に満ちた輝きを放つことができるのです。

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