あさのことば 2007年12月7日(金)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

三川栄二(稲毛海岸教会牧師)

三川栄二(稲毛海岸教会牧師)

メッセージ: 互いに愛し合いなさい

 いかがおすごしですか。三川栄二です。

 マザー・テレサが亡くなって10年となり、今年の秋には各地で色々な記念の行事が行われました。マザー・テレサは、インドのカルカッタにあるスラム街で、貧しい人や病気と孤独の中で死んでいう人たちの友となり、その人たちを助ける働きをした方でした。キリストの愛の運び手として生きたマザー・テレサは、こう語りました。
 「ひとは誰も、愛し、愛されるために生まれてきます。貧困をつくるのは神ではなく、わたしたち人間です。わたしたちが分かち合わないからです。大切なのは『どれだけのことをするか』ではなく、『どれだけの愛を込めるか』です。」
 わたしたちは、人に対してどれだけのことができるかを考えると、二の足を踏んでしまいます。けれども大切なことは、自分がどれだけできたかよりも、どれだけ愛を込めてしたかだと言うのです。

 主イエスは、「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい」と求められました。愛とは互いが愛し、愛されていることを実感する中で分かち合うものです。こちらの愛が相手に伝わり、その愛で相手が満たされて、相手も愛し返してくれるようになる、そのような愛し、愛される関係が互いの間に成り立つように、愛していくのです。
 マザー・テレサは、誰もが愛し、愛されるために生まれてきたと語りましたが、わたしたちも今日出会う人に対して、心からの思いやりをもって向かい合い、愛し、仕えていきたいと思います。

コントローラ

Copyright (C) 2007 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.