あさのことば 2008年4月29日(火)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

立石章三(横浜中央教会牧師)

立石章三(横浜中央教会牧師)

メッセージ: キリストの体なる教会(2)

 お元気ですか。横浜中央教会の立石章三です。今週は教会とは何かということについて考えています。
 さてイエス・キリストは十字架にかけられて殺されましたが、三日目に復活して弟子達の前に現れ、ここにクリスチャンたちが誕生しました。しかし当時最も熱心なユダヤ教信者であったサウル、後にパウロと改名しますが、彼はこのクリスチャンたちを迫害しました。外国後にまで彼らを追いかけて逮捕し、牢獄にぶち込んでいたのです。時にはクリスチャンたちを迫害して殺してしまうこともありました。

 ある日、そんなパウロの前に復活のイエスが現れこう話しかけられました。「サウル、サウル、なぜ私を迫害するのか」。パウロが「主よ、あなたはどなたですか」と聞くとイエスは答えました。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである」。

 パウロはびっくりしました。パウロが迫害していたのはクリスチャンたち個人個人です。しかしイエスはパウロが「わたしを」迫害しているといわれたのです。それでパウロは分かってきました。クリスチャンのAさんもイエスであり、クリスチャンBさんもCさんもイエスなのです。つまりAさんもBさんもCさんも復活のイエス・キリストによって生かされている人たち、キリストが彼らの中に宿っておられる。

 そう、教会とはキリストの宿っておられる体、教会とはキリストをかしらとするクリスチャンの集まりです。教会とはキリストを崇める人々の集団ではなく、キリストの体なのです。パウロは後にこう言いました。「あなたがたは、自分の体がキリストの体の一部だとは知らないのか。・・・あなたがたの体は、神からいただいた聖霊が宿ってくださる神殿である。」

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