あさのことば 2008年10月30日(木)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

櫻井良一(東川口教会牧師)

櫻井良一(東川口教会牧師)

メッセージ: 聖書から何を見つけ出すのか

 ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井です。
 イエスはあるとき五千人の人々の空腹を五つのパンと二匹の魚を使って満腹させると言う奇跡を行われました。そこでこの奇跡を体験した人々は、イエスの持っている不思議な力があれば自分たちはいつも食べ物には困らないと考えたようです。そのため彼らはイエスを自分たちの王様にしようとしたのです。しかしこの奇跡は、イエスが天の神様から遣わされた救い主であることを示し、この方を信じる者は永遠の命の祝福を受けることができると言うことを知らせるために与えられた「しるし」だったのです。しかし、人々はパンを食べて満腹しただけで、肝心の「しるし」を見ることが出来なかったのです。

 聖書はこの「しるし」と同じように私たちに救い主イエスを示し、私たちを永遠の命の祝福に導く書物です。ですから、この聖書をいくら研究しても、そこに人間の知識を満足させる哲学や、生活に役立つ何らかの知恵を見つけ出そうとするだけでは、パンを食べて満足した人と同じだと言えるのです。神様は聖書を読む私たちに、いつもその中から救い主イエスを見つけ出すようにと求めておられるのです。そしてそれこそが私たちがイエスを信じ、永遠の命を受けことができる聖書の読み方だと言えるのです。

聖書の言葉
「はっきり言っておく。あなたがたがわたしを捜しているのは、しるしを見たからではなく、パンを食べて満腹したからだ」。ヨハネによる福音書6章26節

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