キリストへの時間 2008年4月27日(日)放送    キリストへの時間宛のメールはこちらのフォームから送信ください

泥谷ちひろ(山田教会会員)

泥谷ちひろ(山田教会会員)

メッセージ: 自己虫?-自己中心

 おはようございます。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。山田教会の泥谷ちひろです。

 最近、定年退職する夫が、突然妻に離婚を迫られる人がいると聞き、驚きます。
 長い間、家庭で我慢しながら子育てと夫の世話をしてきたが、もう我慢の限界だというのです。また、今まで我慢してきたけれども、子供も大きくなったから、自分のやりたいことを今からやってみたいという人もいます。
 自分の意見だけを通そうとするのは、自己中心的ではないでしょうか。夫婦の間では話し合いがとても大切です。私の知っているひとで、二人ともお互いに忙しい人ですが、必ず床に着く前に15分位、1日にあったことなどを話し合い、また何か計画を立てたりすることを習慣としている、ということを聞きました。
 家で家庭を守って行くことは、とても大切なことであり、誇るべき仕事です。家事が低級な仕事だと思っている人は、考え方を変えないといけないのではないでしょうか。家事は立派な仕事です。もし主人が、家事が低級な仕事だと思ったりして、妻に対して食わしてやっているんだ、というような考え方をしているならば、それは大きな間違いです。自分が外で仕事が出来るのは、家事を任せることのできるあなたがいるからだよ、と家事をする妻にねぎらいの言葉をかけたり、態度で示さなければなりません。
 戦後強くなったのは、ナイロン靴下と女性だと言われますが、ある意味で強くなること、自分の意見をはっきり言えることは、大変よいことだと思いますが、最近のニュースではちょっと行き過ぎと感じることがあります。よくご主人と話し合い、お互いの理解の上で、子供が育ち上がったのち、新しいことを始めるのはよいことでしょうが、ご主人も家庭もなおざりにするようなやり方で、自分のやりたいことをやるというのは、自己満足で自己中心的なやり方であるような気がしてなりません。家庭と仕事とをうまく両立させ、ご主人のことも、決してなおざりにしないで巧くやっている婦人たちもおられます。

 神さまは人を創造されました。そして人が一人でいるのはよくないとお考えになり、助け手として、男のあばら骨の一部を取って女を創造されたと、創世記8:18〜22に記されています。
 また、エフェソの信徒への手紙5章後半で、妻と夫に対して次のように書いています。「キリストに対する畏れをもって、互いに仕え合いなさい。また、教会がキリストに仕えるように、妻もすべての面で夫に仕えるべきです。夫たちよ、キリストが教会を愛し、教会のためにご自分をお与えになったように妻を愛しなさい。」

 このように、夫はキリストが教会を愛するように妻を愛し、妻はキリストに仕えるように夫に仕えることは、とても美しいことではありませんか。そこには全く自己中心的なところはありません。
 「美しい国日本」を造り上げるためには美しい夫婦関係、美しい親子関係、美しい上司と社員の関係、そういうものが家庭から造り上げて行かなければ、政治家が、教育の問題や社会問題を、委員会を作って取り上げても、それだけでは成し遂げることはできないのではないか、と思います。
 聖書の御言葉によって女性=母親と家庭からやり直さなければ、どうにもならないような気がいたします。気がついたところで、あなたが先ず第一に、そして友人知人にこの聖書の御言葉を知らせて新しい改革を始めてみてはいかがでしょうか。

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