あさのことば 2009年3月5日(木)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

芦田高之(新浦安教会牧師)

芦田高之(新浦安教会牧師)

メッセージ: いつくしみ深きイエス様

 いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
 「慈しみ深き友なるイエスは」という讃美歌があります。日本のキリスト教会で最も有名な讃美歌の一つ、と言ってもいいかもしれません。
 この賛美歌をあるキリスト教会の集会で、耳の聞こえない方の為に、手話通訳者が手話で歌っているのを見たことがあります。
 「慈しみ深き友なるイエスは」と言う歌詞の部分をその手話通訳者は、両手で、目からほほに向けて涙がこぼれる様子を表現されたのです。その手話による「慈しみ深き友なるイエスは」の歌を聞いて、また目で見て、いつもとは違った新鮮な感動を私は心に覚えました。
 「慈しみ深い友なるイエス様」は、そういうお方だったんだなあ、と改めて知らされたからです。そばにいて一緒になって泣いてくださるようなお方。それがイエス・キリストです。

 私たちは人間としてそれぞれの人生を歩んでいます。この放送をお聞きになっているあなたも今、誰もわかってくれないような寂しさ、悲しさ、苦しみ、孤独のただ中を歩んでおられるかもしれません。
 「誰もわかってくれない…。」特に、もっとも身近にいる「この人には、わかってもらいたい…」という人に、心や体の辛さがわかってもらえない。そういう経験をされたことがあるかもしれません。

 確かに、人はなかなか他の人の心の痛み体の痛みを十分に理解できません。でも、私たち自身が味わうよりもさらにもっと深い心で、私たちの悲しみを理解する実力を持ったお方がいらっしゃいます。「慈しみ深き友なるイエス様」です。

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