あさのことば 2009年4月23日(木)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

今井 献(東京教会牧師)

今井 献(東京教会牧師)

メッセージ: 丸太を取り除けば

 いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
 イエス様は、マタイによる福音書7章1節以下で、他人の欠点ばかりを見つけて人を裁く者について次のように語っておられます。
「あなたは、兄弟の目にあるおが屑は見えるのに、なぜ自分の目の中の丸太に気づかないのか。兄弟に向かって、『あなたの目からおが屑を取らせてください』と、どうして言えようか。自分の目に丸太があるではないか」。

 こうおっしゃったイエス様は、人の過ちを指摘することを一切禁じておられるのではありません。「偽善者よ、まず自分の目から丸太を取り除け。そうすれば、はっきり見えるようになって、兄弟の目からおが屑を取り除くことができる」。まず、自分の丸太を取り除くこと。そうすれば、兄弟の過ちを指摘して正すことができるというのです。
 新約聖書ガラテヤの信徒への手紙6章1節には次のように教えられています。「兄弟たち、万一だれかが不注意にも何かの罪に陥ったなら、“霊”に導かれて生きているあなたがたは、そういう人を柔和な心で正しい道に立ち帰らせなさい」

 イエス・キリストを救い主と信じ、自分の罪を認めて悔い改めた者は、柔和な心で兄弟を罪のなわめから救い出すことができます。
 人は社会的な存在であり、人との関わりなしに生きていくことはできません。互いの考えを述べ合い、助け合い、ときには過ちを指摘して正さねばならないこともあります。どうか、救い主であるキリストに目に刺さった丸太を取り除いていただいてください。

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