あさのことば 2009年9月29日(火)放送     あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

芦田高之(新浦安教会牧師)

芦田高之(新浦安教会牧師)

メッセージ: 涙の中での慰め

 いかがお過ごしですか。新浦安教会の芦田高之です。
 今週は涙のお話をしています。いろいろなときに涙を流しますが、親が亡くなるとき、私たちはみな、悲しみの涙を流します。

 聖書の登場人物の中でもとても有名な夫婦は、アブラハムとサラでしょう。このアブラハムとサラの間には一人息子のイサクが居ました。イサクが大きくなってからの事です。母親のサラが、亡くなりました。一人息子のイサクにとってはどれ程悲しかったことでしょうか。

 サラの夫であり、イサクの父であるアブラハムは、サラの死んだ後、イサクのお嫁さん探しをしました。今の時代、親が子どもの結婚相手を探すことは、ま、だいぶ少なくなりました。でも、数十年前までは、この日本でも、親が子どもの結婚相手を探して見つけてくるという事は、珍しいことではありませんでした。
 ともあれ、アブラハムは、信頼の置ける自分の召使に、息子イサクの嫁探しと嫁選びと言う大役を任せました。その召使は神に祈りつつ、神の導きを尋ね求めつつ、イサクの結婚相手を探し出しました。
 その結婚相手がリベカです。召使は、リベカを主人の息子イサクの所へと連れ帰ります。ある日の夜、野原に居たイサクは、召使に連れられてきたリベカと出会い、二人はその晩、夫婦となりました。

 そのときの事を聖書はこう記しています。
「イサクは、リベカを愛して、亡くなった母に代わる慰めを得た。」

 悲しみ嘆く私たちに、神様は折に適った慰めをも用意してくださいます。そして、私たちが人生の旅を続けることができるようにしてくださいます。

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