あさのことば 2010年3月5日(金)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

鈴木牧雄(湘南恩寵教会牧師)

メッセージ: 自分を死なせる

 いかがお過ごしでしょうか。湘南恩寵教会の鈴木牧雄です。
 今日も最初に、聖書の言葉に耳を傾けたいと思います。
 ローマの信徒への手紙6章4節です。

 「わたしたちは洗礼によってキリストと共に葬られ、その死にあずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させられたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。」

 イエス・キリストを信じた者は、そのしるしとして洗礼をさずけられます。ところで、その洗礼について、キリストの「死にあずかるための洗礼」であると教えられています。つまりクリスチャンになるとは、自分をキリストと共に十字架につけ、自分を否定し自分を死なせることでもあるのです。

 ですから、クリスチャンになることにためらいを感じても当然でしょう。しかし聖書は、自分をキリストと共に十字架につけ自分に死ぬことを、はっきりと求めています。それにしても、なぜそこまで求めることができるのでしょうか。
 答えは簡単です。私たちが古い自分に死んでも、新しい自分によみがえらせることができるからです。そのためにキリストは、十字架に死なれましたが新しい命によみがえることによって、すべてのクリスチャンの先駆けとなられたのです。

 ですから、自分を変えたいと思いつつも、新しい自分が見えないために変えられないでいる人は、キリストのもとに来るべきです。キリストは、古い私たちを全く変えて、新しい命によみがえらせる生ける力を持っておられるからです。

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