山下正雄（ラジオ牧師）

メッセージ： 内なる人は日々新たに

　いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
　１０年ひと昔、という言葉がありますが、最近では世の中の進歩が速すぎて、ほんの数年前のことが、はるか昔のことのように感じられます。もっとも、世の中の進歩を速いと感じるのは、自分がその進歩の速さについていけなくなっている証拠だと聞かされて、愕然とした思いになりました。まだまだ、新しいものを受け入れる余裕が自分には十分にあると思っていても、写真に写った自分の顔は、確実に老けていて、がっくりとしてしまいます。
　人間が年をとるのは当たり前のことで、こればっかりはどうすることもできません。一年が経てば、誰もが一つ年をとります。ただ、同じ一つ年をとるのでも、どう年をとるのかで、年の重ね方はまったく違ったものになってきます。そう言う意味で、新しい年を迎えるこの時に、今年も充実した日々を歩みたいと心から願います。

　さて、聖書にはこんな言葉が記されています。
　「だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの『外なる人』は衰えていくとしても、わたしたちの『内なる人』は日々新たにされていきます。」
　今年も一年かけて年をとりますが、内なる人が神の恵みによって日々新たにされますように、心からお祈りします。

　今日の言葉…「だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの『外なる人』は衰えていくとしても、わたしたちの『内なる人』は日々新たにされていきます。」コリントの信徒への手紙二　4章16節

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