風間義信（江古田教会牧師）

メッセージ： 親しく祈る

　いかがお過ごしでしょうか。江古田教会の風間義信です。
　今は一年の中でも最も寒い時期のようですから、「いつまでも寒いですね」、「早く暖かくなってほしいですね」など、寒さに関わる挨拶がなされます。形だけの挨拶というのもあるかもしれませんが、挨拶によってその人との親しみが湧いてくることもあります。

　この番組でも毎日紹介されている神様と親しくなるものとしてお祈りがあります。祈りと聞きますと親しみというよりも、きちっと襟を正してという感じがあるかもしれません。確かにたとえ短いものだったとしても、そのために心を整え、集中しいくということで、改まった思いもあることでしょう。それは大切なことかもしれません。
　けれども、言葉がうまくまとまらなかったり、たとえ一言しかいえなかったとしても、それが相応しくないということではありません。なぜなら、心の底から、本音の叫びこそ、祈りだからです。

　新約聖書のローマの信徒への手紙8章26節では次のように言われています。「同様に、”霊”も弱いわたしたちを助けてくださいます。わたしたちはどう祈るべきかを知りませんが、”霊”自らが、言葉に表せないうめきをもって執り成してくださるからです」。
　たとえわずか一言であったとしても、私たちの言葉や思いを、あなたと共におられる方がしっかりと整え、聞きあげてくださいます。何も心配はいらないのです。あなたの率直な思いを、そのまま祈ってみてください。それこそ神と親しくつながる祈りとなっていくのです。

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