あさのことば 2012年8月13日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

メッセージ: はじめの命

 いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。
 暑い日々が続いております。今週は一般的にはお盆と呼ばれる期間に当たります。先の戦争のことや、亡くなった方たちのことを考えられる方も多くおられるでしょう。この週、しばし、このようなことをも念頭におきつつ、人の生き死にといったことについてご一緒に考えていければと思っております。

 ところで、聖書は人がどのようにして生きるようになったのかということにつきまして、泥人形のようなものに神様が息を吹きこまれたと記しております。これは一見、荒唐無稽なことのようですが、人間の体の材料の多くはその辺りの土の成分とあまり変わらないということを考えますと、あながち笑ってばかりいられません。

 しかし、聖書がわたしたちに特に伝えようとしておりますのは、おそらく科学的な説明というよりは、むしろ、人間は自分の力では命を始めることができず、神様の息吹によって生きるようになった、神様との関わりにおいて命が与えられたということです。
 もう一つ大切なのは人間は神様と似ていると書かれていることです。もっともその場合も、姿かたちが似ているということではなく、そのあり方、一人で居ることより関わりに生きることを求めるという意味でのあり方が似ているということのようです。

 神様との関わりにおいて命を得、人間同士でも関わりの中で生きていく、そのようなものとして人間は造られています。

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