あさのことば 2013年2月26日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

メッセージ: えっ、心が貧しいって?

 お元気にお過ごしですか。筑波みことば教会の小堀です。今日もご一緒に神様を見上げて歩んでまいりましょう。

 「心の貧しい人々は、幸いである、」(マタイ5:3)イエス様はそのように言われました。
 この山上の説教の一番最初にあるにある幸福感の違いに、わたしたちは驚きます。これは正に、この世界の幸福感と全く反対だからです。貧しさが歓迎されるはずがありません。悲しみが喜ばれるはずがありません。悪口を言われることが幸せであるはずがないのです。一般的に嫌なこと、悲しいこと、苦しいことが起こっていないことが幸せの条件だからです。

 あるときに今流行の新興宗教の信者さんとお話をしました。その人は当然キリスト教を否定する訳ですが、何故かと言いますと、クリスチャンの親戚が癌で亡くなってしまったからだというのです。それでキリスト教は駄目だと思ったそうです。その人は何か悪いことが起こることを恐れていました。この方は悪いことを防いでくれると思って、今の宗教を選んだそうです。

 しかし、イエスがチャレンジをするのは正にそのような幸福感に対してなのです。苦しみに対する恐れ、悪い事が起こりはしないかという不安に縛られて生きる。それは正に全てを支配しておられる、神様を知らない生き方なのです。むしろわたしたちは苦しみや悲しみを通して成長させられていくのです。悲しみの中でむしろ真実な神様の支えを体験することができるのです。そして本当の意味で、強い者に変えられていきます。

 では、心が貧しい、これはどういう意味でしょうか。それは一言で言えば、自分の限界を知っている人です。そして神様に依り頼む、そのような心を持っている人のことなのです。自分の持つ才能、家柄、学歴、財産、そういうことを人生の拠り所にしない、そういう人のことなのです。心の貧しい人、これは自分の心の本当の姿を知っている人です。あなたもイエス様を信じて、神に依り頼む人生を送ってください。それではまた、ごきげんよう。

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