あさのことば 2013年8月15日(木)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

今井献(東京教会牧師)

今井献(東京教会牧師)

メッセージ: わたしの平和

 いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。
 8月15日を迎えましたが、今週は戦争と平和について考えています。
 ヨハネ福音書14章27節でイエスはこう言われました。 「わたしは、平和をあなたがたに残し、わたしの平和を与える。わたしはこれを、世が与えるように与えるのではない。」

 聖書が平和について教えるときの第一の意味は、キリストの十字架の死によって与えられた神との平和です。この神との平和は、キリストを救い主と信じることにより、わたしたちに実現し、罪の支配から自由にされます。この神との平和が実現する方法は、聖書に教えられており、ある意味で明解です。

 戦争ではなく平和を求めるという場合の平和は、国と国、民族と民族、隣人を敵と見なして行う戦争を拒否し、相対的な平和を作り出していくことです。そのためには、宗教、価値観、歴史的評価、プライド、利害などの違いや対立を、人が自ら克服していかねばならず、ある意味で、神との平和以上に困難であるといえます。

 しかし、戦争は人が起こすものであり、その原因は突き詰めていくなら、人の心に起る誤解、疑い、憎しみ、敵意です。それゆえ、人の心が平和であること、たとえ敵意が生じても戦争へと向かわないように押しとどめる自制心が必要です。
 神との平和は、人の心を罪の支配から自由にするのですから、争いや戦争の本当の原因に届きます。どうか神との平和を求めてください。

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