野島邦夫（国立聖書教会牧師）

メッセージ： 聖書に近づく（1）　開く

　いかがお過ごしでしょうか、国立聖書教会の野島邦夫です。
　今日は、今まで一度も聖書を開いたことがない、という方々のためにお話ししましょう。

　聖書を開いたことがなくても、普段耳にする日本語の中に意外とたくさん聖書のことばがあります。そのことをご存知でしょうか。
　ひとつ質問しましょう。次の三つのことばをどこかで聞いたことがあるという方は多いでしょう。これらの中で、聖書に出てくることばはどれでしょうか。第1「父と母を敬え」、第2「目には目を、歯には歯を」、第3「求めよ、そうすれば与えられる」。

　正解は？実は三つとも聖書のことばです。日本はいわゆるキリスト教国ではありませんが、既に日本語の中にたくさんの聖書のことばが取り入れられて日本語を豊かにしていますし、聖書の思想は日本の文化に小さくない影響を与えています。
　先ほどの三つのことばが出てくるのは、第1のことばは、旧約聖書・出エジプト記20章12節、第2のことばは、同じ出エジプト記21章24節、第3のことばは、新約聖書・マタイによる福音書7章7節、です。
　さあ、書店に行って聖書を手に取って開いてみてください。できれば一冊購入して、読んで何か感じた箇所に線を引いてください。そうしているうちに必ず新しい世界を見出されるでしょう。

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