熊田なみ子のほほえみトーク 2013年4月16日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

トライアングルウエディング

 今日は、なみこの結婚記念日。当日は、なんとストライキで電車がストップ。親戚一同は貸し切りバスで到着し、小さな教会でささやかな手作り結婚式を挙げました。あの当時は25歳までに結婚しないと肩身が狭く大変でしたから真剣にお見合いを繰り返し25歳までには必ず結婚をという流れでした。男性25-27歳、女性23-25歳でしたから、私は27歳だったので遅いほうでした。

 今は結婚平均年齢が大幅にアップ。ネットの出会いサポートセンターなどの活動も盛んなようです。最近は「できちゃった婚」もかなりありますし、未婚化、晩婚化もどんどん進み、少子化の急速な進行にもなっていますね。なぜ結婚しないか、(1)相手とめぐり合えない。(2)生活資金がない。(3)自由さ、気楽さを失いたくない。という理由。確かにそんな気がしますね。若者が結婚に迎えるように、社会全体の課題もたくさんありますね。女性達も元気で働きますから経済的にも豊かになり、昔の「嫁入り」とは大きく違っています。

 教会に初めて行きだした高校生の頃、婚約式がありました。旧約聖書の雅歌が朗読されたのですが聖書をまだ良く知らなかった私の心に印象深く刻まれました。
 「わたしを刻み付けてください。あなたの心に、印章として。あなたの腕に印章として。愛は死のように強く、熱情は陰府(よみ)のように酷い。火花を散らして燃える炎。大水も愛を消すことはできない、洪水もそれを押し流すことはできない。愛を支配しようと財宝などを差し出す人があれば、その人は必ずさげすまれる。」(8:6-7)「男と女に創造され愛し合うようになる人間の不思議」です。聖書のみ言葉は、人々の心をギュツと掴むようです。

 この頃、Tさんという方が24歳で結婚されました。その出会い、通勤電車の車内にいた娘に心引かれ、友人と一緒にいない時に声をかけ、交際に発展し、娘は洗礼を受け結婚。思い切って声をかける勇気がありますね。

 なかなかめぐり合えない辛さを抱え、サポートセンターに大金を払って出会いを待ち望むという今とは違います。私は以前、全国青年会の分科会を担当しながらこの出会いのお手伝いをしてきました。今もとってもささやかですが、青年達と祈りあい語り合うことがあります。好きな彼女には振られてしまった。うち明けてくれた女性を断ってしまった。何度チャレンジしても前進しない…様々な人生の歩み。でも心からの祈りを捧げ、何とか結婚をと願う一人一人に神様は備えられることの恵みも味わいました。

 私自身も早くから結婚したいと熱望していましたが、実際は随分遅かったわけです。サポートセンターなどでは、様々なアドヴァイスがあるようですが、先日「結婚に向かない人はどんな人か」という記事がありました。興味深く読みました。そこにはやはり「自己中心」に生きる人間の姿が…。罪ある男女が共に生きるのですからケンカや罵りあいが始まって苦しみ、やがて最初の感激が薄れ、相手を憎むようになり…。成田離婚という言葉もありましたが、子育てが終わり妻から離婚話を切り出し熟年離婚という言葉もあります。そして、最近書店でタイトルを見てビックリでしたがなんと「爽やかに離婚しよう」というようなお勧め本まで出版されるようになっているようですね。悲しい現実です。

 結婚は誓約式。それもパートナーと二人の誓約ではなく「トライアングル」です。三角形の頂点には神様がおられます。この真剣な誓いを生涯果たすように祈り、願い、許し合うところに結婚の恵みが溢れます。誓いの言葉をあなたも味わってください。「健やかな時も病む時も。順境にも逆境にも…。」私も今日という日に新鮮にもう一度受け止めていこうと思います。

 「神様 罪からの救い主イエスさまをお与えくださり有難うございます。結婚を願うお一人ひとりによきパートナーを備えてください。今、結婚に傷つき苦しむ一人一人に生きる希望を与えてください。また、傷を癒し、将来をお守りください。子供たちもまた家庭の中で苦しみ傷つきます。どうか神様の家族の愛の中で育まれ守られますようにお願い致します。イエスさまの御名によりお祈り致します。アーメン。」

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