あさのことば 2015年10月7日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

小堀昇(筑波みことば教会牧師)

メッセージ: もう泣かなくてもよい

 お元気にお過ごしですか。私は茨城県、つくば市東、谷田部東中斜め向かい、筑波みことば教会牧師の小堀昇です。運転中の皆さん、セイフティドライブでお出かけください。お出かけ前の皆さん、朝のお忙しいひと時ですが、少し耳を傾けて頂けませんか。

 聖書はルカによる福音書の7章で、次のように語ります。
 主はこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくてもよい」と言われた。

 イエス様が、ナインの町の門に近づくと、ある母親の一人息子が死んで、棺が担ぎ出されようとしているところでした。やもめである母親の愛する一人息子。しかも、若い者です。自分の身体をもぎ取られるような深い苦悩と悲しみ、失望の闇の中を、町の人々に付き添われて、泣きながらこの一人のやもめは歩いていました。
 主はこの母親を見て、憐れに思い、「もう泣かなくてもよい」、このように声をかけられます。棺に触れて「起きなさい」と言うと、死んだ息子が起き上がり、ものを言い始めます。頼まれておこなった奇跡ではありません。母親を憐れむ心から、この若者をよみがえらせ、母親にお返しになりました。

 私達が健やかに生きることを願われたイエス様は、私達の病いや私達の痛みや、私達の罪を引き受けて、そして十字架で裁かれてくださいました。そして神との平和、永遠の命を与えてくださいました。そして、イエス様は私達に、「もう泣かなくてもよい」、このように語ってくださいます。

 人生には、いろんなことがあります。でもイエス様は、そのあなたの、痛みや悩みや苦しみを、ご自身で引き受けてくださいました。そして、「もう泣かなくてもよい」、このように、語ってくださるのです。

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