あさのことば 2016年4月11日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

千ヶ崎基(東京恩寵教会協力牧師)

メッセージ: 神との関係回復のために

 いかがお過ごしですか。東京恩寵教会協力牧師の千ヶ崎基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。
 イエス様は、ゲッセマネの園と呼ばれる場所で次のように祈られたことがあります。「アッバ、父よ、あなたは何でもおできになります。この杯をわたしから取りのけてください。しかし、わたしが願うことではなく、御心に適うことが行われますように」。

 イエス様は、ご自分が十字架につけられることを知り、「この杯をわたしから取りのけてください」と祈られたのです。
 十字架刑の苦痛や死への恐れからではありません。私たちの想像とは異なる次元の違う死を前にして、その恐怖と闘っておられたからです。イエス様が恐れた死こそ、神との関係が断たれることでした。神に見捨てられて孤独になる死を恐れたのです。なぜなら、神との関係を失ったとき、人は人間らしさを失うからです。

 イエス様は、神を見失っている私たちに代わって、その死を十字架で受けてくださいました。これにより、神を見失っていた私たちが、神の下に立ち返る道を開いてくださったのです。イエス様の十字架の死が、私たちを死の恐怖から解放し、安心して死を迎え、死の向こうにも希望あるようにしてくれる。私たちが死の床にあっても、捉えてくださる神との関係を築いてくださるからです。ここに神の愛が表れているのです。

コントローラ


自動再生されない方はこちらから再生(mp3形式)
Copyright (C) 2016 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.