あさのことば 2016年12月6日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 極めて良かった

 いかがおすごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
 聖書の最初の書物は、『創世記』と呼ばれる書物です。読んで字の通り、世が創られることに関わる話が記されています。
 もっとも、天地万物の創造について記されているのは、『創世記』の最初の数章だけで、あとはその後の人類の歩みと、一人の人物アブラハムから出た子孫たちの物語です。

 話を元に戻して、天地創造の記事には、神が造られた世界を神ご自身がご覧になって、「見よ、それは極めて良かった」と記されるくだりがあります。しかし、今の世界を見ているわたしたちにとって、この「極めて良かった」という言葉に違和感を覚えるでしょう。確かに一方では自然の美しさに触れて、宇宙や地球が素晴らしい存在であることを実感することもあるかもしれません。しかし、他方では、世にはびこる様々な悪を見て、どこが極めて良いといえるのか、疑問を感じることもあります。
 しかし、そう感じるとすれば、それこそまさに聖書が書かれた狙い通りです。
 実に聖書が書かれたのは、罪によって破壊されたこの世から人が救われる道を示すためです。

 今日の聖書の言葉…「これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである。」(ヨハネによる福音書20章31節)

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