熊田なみ子のほほえみトーク 2016年4月5日(火)放送

熊田 なみ子(スタッフ)

熊田 なみ子(スタッフ)

リジョイス4月号「あのヒトこのヒト」-すべては主のみ旨に
ジョイクリゲスト:柳麻理(高島平キリスト教会長老)

 ほほえみトークでは、月刊誌「リジョイス」との連動企画を行っています。原稿は番組からの抜粋要約となっており、月刊誌「リジョイス」のコラム欄でもご覧になれます。

−目が見もせず、耳が聞きもせず、人の心に思い浮かびもしなかったことを、神は御自分を愛する者たちに準備された(1コリ2:9)−

【Q】どのようなお仕事を?
 音楽大学に進む予定が、法学部に入学し、法学研究科で修士課程、商学研究科で博士前期課程、後期課程を修了しました。大学教授として研究・教育を行う中、2001年商学博士、2003年早稲田大学大学院教授となり、研究教育に専念。その後、検査官候補者となり、国会同意を得て、2013年8月に検査官に就任。現在は、会計検査院の130年を超える歴史上初の女性の検査官として職務についております。

【Q】救いへの道
 大学院法学研究科では憲法を専攻しており、当時同じ公法学専攻で異なる指導教授の元にいた柳眞弘と知り合いました。彼は政治経済学部で政治思想のゼミにおり、私も政治思想に強く関心を持っていましたので、2人だけの自主的な研究会を早朝に高田馬場の喫茶店で行い、東大の学長も務められた南原繁著『西洋政治思想史』を輪読しました。キリスト教の契約思想に傾倒し、その11年後、結婚に至りました。その時の司式をされたのが、高島平キリスト教会の高瀬一夫牧師(当時)でした。2人ともクリスチャンになることを望んでおりました。

【Q】突然の苦しみ
 柳は、旅先のミュンヘンで病に倒れ天に召されました。私を娘のように思ってくれていた義母は、「ゆっくり考えればよい。眞弘が教えてくれるよ」と言ってくれました。そのとおり、葬儀を終えて茫然自失していた私に教会への道がはっきり示されました。インターネットで高瀬牧師を探し、千城台教会にすぐに電話をかけました。すると高島平キリスト教会の豊川修司牧師に連絡しようと言ってくださり、その次の主の日から礼拝を献げるよう導かれました。

【Q】初の女性長老に任職されて
 このように信仰生活はまだまだ日が浅く、多くのことを学ばなければならない身ではありますが、主のみ言葉を正しく理解し、宣べ伝えることに、微力ながら尽力していきたいと思います。主のみ言葉を理解し、み声に聴き従うことが、私たちの人生を確実に豊かにすることを確信しているからです。大学教授から検査官となり、国民の目線で国の財政活動に目を光らせる責務は大変重いものですが、それも主から与えられた私の仕事、長老という職務も主が与えられたものと自覚して、道を歩むことを心に誓っています。

【Q】これからのヴィジョンを。
 高島平キリスト教会は大変小さな群れですが、新井主一先生の下に礼拝が確実に守られています。この地に開かれた教会として、主のみ言葉を学び伝え、人々が集うキリストの教会を建てあげることに力を注ぎたいと思います。

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