あさのことば 2017年7月30日(日)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

杉山昌樹(新座志木教会牧師)

メッセージ: ここから始まる天の国

 いかがお過ごしですか。新座志木教会の杉山です。
 主イエスが人々に良い知らせを語り始めた時の第一声は「天の国は近づいた。」でした。天の国について事細かにお話しすることはできませんが、それは神のおられる所と言いましても、大きく間違ってはいないでしょう。
 そして私たちが住みますこの世界は、聖書では地と呼ばれています。天と地は全く違ったもので、しかし、その天が地に現れる場所として、イスラエルの人たちは神殿に集まりました。

 日本でも、拝む神は全く別物ですが、神社があって、そこで聖なるものと俗なるものとが交わる、というように考えられているのではないでしょうか。その場合には、神は特別な場所にしか存在しないし、わたしたちの普段の生活にはほとんど関係ないということになります。

 しかし、主イエスは、そのような時代はもう終わったと言われたのです。天と地がとても遠く、神が遠い存在である時代は終わって、私たちの普段の生活の中に、神がやってこられる時代が始まっている、私がそのしるしだと言われたのです。主イエスは、それを昔の預言者の言葉を通して、光のおとずれとして語られました。「死の陰の地に住む者に光が射し込んだ。」(マタイ4:16)

 私たちの日常にはなお、影が差すことがあります。ニュースを見れば影だらけのようにすら感じられます。しかし、そこに、光が差し込んでいる、神の守りとご支配が始まっている、私はそれを実現するために来たと言われたのです。

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