あさのことば 2017年10月11日(水)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

野島邦夫(国立聖書教会牧師)

メッセージ: 神はこの世界を愛される-愛した

 いかがお過ごしでしょうか。国立聖書教会の野島邦夫です。
 今週はヨハネによる福音書3章16節「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」の魅力を、改めて考えています。

 この文の幹である「神は世を愛された。」の意味は、「神が、この世界を、存在するすべてのものを、特に人間を愛される。」です。
 しかしよく読むと、この聖句は「愛する」ではなくて「愛した」と言っています。つまりこの聖句の関心は、特に過去のある一点に集中しています。それはどこでしょうか。

 誤解があってはいけませんので、前もって補足しておきます。神の愛は、一時的なものではありません。まして人の愛情のようにコロコロ変わることはありません。永続的です。この世界と人間を創造された時から、今に至るまで、そしてこれからも。神が、心を込めて創ったものを、自分の思い通りにならなくなったと言ってリセットされるでしょうか。人間はスマホゲームとは違います。人間はどんなに平凡に、時に劣って見えても、創造者神の目にはかけがえのない一人一人です。

 神はこの世界と人間をリセットするのではなく、人が神をもう一度愛することができるよう、魂を作り変える道を選ばれ実行されました。それが「愛した」と言われる過去の一点、この幹の第一の枝「その独り子を与えたほどに」、キリストの十字架の死の時、この時です。

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