あさのことば 2018年11月18日(日)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

大木信(西鎌倉教会牧師)

大木信(西鎌倉教会牧師)

メッセージ: 天の国で偉い人とは

 おはようございます。西鎌倉教会の大木信です。

 聖書の中にこんなお話があります。弟子たちがある時イエスさまに質問しました。「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか。」こんな話を弟子たち同士で話していた様です、

 誰がこの中で一番偉いか。どうも人は、こんな話をしないまでも、心の中で人と見比べては優っていると思う。そんな傾向がある様です。すると、イエスさまは一人の子どもを真ん中に立たせて「心を入れ替えて子どもの様にならなければ決して天の国に入ることはできない。」と言われます。

 実はこの話、亡くなった祖母が好きな聖書の箇所でした。祖母の葬儀の時に、この箇所からお話があったことを記憶しています。祖母は寡黙な人でしたが、心の中で、人を見ては「あの点はだめだ」とか、「あの人あの点はすばらしい」と批評していたのではないかと思うのです。そんな祖母自身、この御言葉に出会い心を入れ替えた、このように生きたいと思ったのだと思います。
 影や闇はあるけれども、無条件に、親にすべてを委ねる無力の象徴、それが子どもです。神に信頼して、神に全てをゆだねて歩む、そんな生き方に祖母は共鳴してそれを目指したのだと思います。

 神の国で子に求められるのは、全く神の支配・導きにただただ従順に、信頼して歩むことです。すべてを神にお任せして今日からは歩みたく思います。

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