玉井宣行（所沢ニューライフ教会牧師）

メッセージ： 与えられた能力を生かす

　ごきげんいかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
　わたしたちは働くことによって、自己実現の喜びを感じます。しかし自分の能力にマッチしない職種である場合には、喜びよりは苦痛を感じてしまいます。そうなると仕事がつまらなくなり、心や体に不調を覚えるようになることもあります。わたしたちは一人ひとりが持っている素晴らしい能力をどのように用いることができるのでしょうか。

　聖書のたとえ話です。3人の人が主人からそれぞれ5タラントン、2タラントン、1タラントンのお金を預かりました。そして主人は旅に出たのです。5タラントンや2タラントンを預かった人はそれを元手に働き、他に5タラントン、2タラントンを儲けました。しかし1タラントンを預かった人はそれを土の中に埋めました。主人が帰って来たとき、主人は怒りました。そして土に埋めた人の1タラントンを取り上げて、10タラントン持っている人に与えたというお話です。（マタイ25:14-30参照）

　わたしの能力はこんなにも小さい。だから努力しても仕方がない。そう思うならば、わたしたちは1タラントンの人と同じように大切な能力を土に埋めることになります。しかし1タラントンという能力を神に感謝してささげるとき、神はその人の仕事を見ておられます。そして神が力を与えてくださるとき、その人の仕事は豊かな実を結ぶのです。