あさのことば 2021年9月20日(月)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

千ヶア基(横浜教会牧師)

千ヶア基(横浜教会牧師)

メッセージ: 死の先も愛してくださる神



 いかがお過ごしですか。横浜教会牧師の千ヶア基です。今日も、神様の御言葉に聞きたいと思います。

 現代は目まぐるしく時間が過ぎていく時代と言えるでしょう。コロナ禍によってあらゆる情報が飛び交い、未知なるウイルスへの対応に幾度となく翻弄されました。そういう時だからこそ、静かに心落ち着かせる時間が持てたらと思うのです。

 聖書を読むと、神様をほめたたえる言葉が目に留まります。ある信仰者は、詩編49編5節で「わたしは格言に耳を傾け、竪琴を奏でて謎を解く。」と言いました。神様が人生経験によって教えてくださる教訓を心静かに思い巡らし、自分を困惑させる様々な疑問と向き合い、考え、理解しようとするのです。その中で、人間は例外なく死を迎えることに注目し、自分が裸で生まれ、何も持たずに世を去っていくことに目を向けるのです。その上で詩編49編16節「しかし、神はわたしの魂を贖い、陰府の手から取り上げてくださる。」と言うのです。

 死に注目することは、今ある「命」の意味を考えることになります。自分の人生や命にとって何を優先させるべきか。富や名誉ではない。今ある人生、死を迎えた後も私を愛し続けてくださる神様がいることに気付くこと。それこそが、あらゆる不安を乗り越える人生の勝利者だと聖書は伝えるのです。あなたもこの神様の手の中で、今を生きているのです。

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