川栄智章（せんげん台教会牧師）

メッセージ： 信仰と悔い改め

　いかがお過ごしでしょうか。せんげん台教会の川栄智章です。
　イエス・キリストが2000年前に初めて福音を宣べ伝えた時に、次のような第一声を語られました。マルコによる福音書1章15節です。「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」

　福音とは「良き知らせ」という意味ですが、具体的に言えば「時が満ち、イエス・キリストが世に送られ、いよいよ神の国が近づいた、神の国が到来した」ということです。それでは、この神の国に入るには、どうしたらよいのでしょうか。聖書は、イエス・キリストを信じることによって、神の国に入ることができると教えています。

　しかし、イエス様の第一声は「悔い改めて福音を信じなさい」でした。悔い改めと信仰というのは異なるものではなく、コインの表裏であると考えてください。「信仰」と言う時、ともすれば、本を読んで勉強しなければならないと誤解してしまうかもしれません。しかし、悔い改めという具体的な行動を伴う信仰こそ真の信仰であるということです。

　神の国の招きに信仰によって応答しようとするときに、必ずそこに、悔い改めを通して180度の方向転換をしなければ、イエス様について行くことが出来ないでしょう。その悔い改めの内容は、人によってそれぞれ異なりますが、私たちはイエス・キリストを通して神の国に入れられ、恵みの支配を味わうことが許され「悔い改めて福音を信じなさい」と今日も招かれているのです。