尾崎純（東仙台教会牧師）

メッセージ： サンタクロースって誰？

　おはようございます。日本キリスト改革派の東仙台教会で牧師をしております、尾崎純と申します。
　クリスマスのシーズンに入りました。クリスマスという言葉は、「キリストのミサ」という意味ですが、クリスマスと言えば、クリスマス・プレゼントが真っ先に思い浮かぶという方も多いのではないでしょうか。

　プレゼントを持ってきてくれるのは、サンタクロースですね。実は、このサンタクロースは、聖書には登場しません。サンタクロースのモデルになったのは、「聖ニコラウス」という、聖書が書かれた時代よりも後の時代に生きた人で、聖人とされている人です。

　聖ニコラウスが、ある貧しい家を助けるために真夜中にその家に行って、窓からコインを投げ込んだところ、暖炉に吊るされていた、その家の娘の靴下の中にコインが入ったというエピソードがあります。ここから、サンタクロースは、真夜中に家に入って、靴下にプレゼントを入れるということになったのだそうです。

　だとすると、現代のお父さんお母さんは、かつての聖人に倣っていると言えるでしょうか。子どもは、サンタさんにプレゼントをもらったと思っています。お父さんお母さんは、自分が感謝されるよりも、子どもの笑顔を見たいのです。