あさのことば 2022年3月29日(火)放送    あさのことば宛のメールはこちらのフォームから送信ください

櫻井良一(東川口教会牧師)

櫻井良一(東川口教会牧師)

メッセージ: 保証人がいるから大丈夫です



 ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
 現代のような高齢化社会に生きる私たちは、「自分も、やがて認知が衰えて、何もかもわからなくなってしまったら、どうしようか」と心配しています。現代医学も、この認知症の問題を真剣に取り組み続けているようです。

 しかし、さらに私たちを心配にさせるのは、自分の信仰についての問題です。「もし自分の認知が衰えて、神様のことも、信仰のことも分からなくなってしまったら、どうなってしまうのか…。そのとき、自分が神様を信じて救われた、ということも取り消しになってしまうのか…」。そのような心配事です。

 私たちが、誰かと約束事をするとき、契約書というものを取り交わすことがあります。その契約書には、必ず保証人という欄があって、そこには、誰かの名前を記す必要があります。保証人の欄には、契約をした本人の名前を記すことはできません。なぜなら、保証人は、契約をした本人が、何らかの事情でその契約を守れなくなったときに、本人に代わってその責任を引き受ける役目を負うからです。

 私たちの救いの約束にも、この保証人がいる、と聖書は教えています。その保証人とは、聖霊なる神です。だから、私たちが、たとえどのようになったとしても、聖霊なる神は、私たちを導いて、神様の救いの約束を実現してくださるのです。

 聖書の言葉「この聖霊は、わたしたちが御国を受け継ぐための保証であり、こうして、わたしたちは贖われて神のものとなり、神の栄光をたたえることになるのです。」エフェソの信徒への手紙1章14節です。

Copyright (C) 2022 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.