月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年2月2日(月)

コヘレト4章 神ともにいませば

ひとりよりもふたりが良い。
共に労苦すれば、その報いは良い。(コヘレト4:9)

 友人もなく、肉親もいないひとりの男(8節)。この人は富を得ることに人生の大半を費やします。どんな犠牲もいといません。こうした人は、誰から何と言われようと、「これが自分の人生だ」とがんばって、決してその道を曲げようとしません。その人生を誤りとも間違いとも言わせない、かたくなさ、律儀さがあります。しかし、これもまた空しい、とコヘレトは言います。なぜでしょうか。

 周囲の声を聞かず、ひたすらおのが道を行く生き方を、多くの人が選んでいます。それが価値ある人生だ、と信じているからです。しかし、それはなんと孤独な道でしょうか。周囲に人は多くいてもたったひとり。これよりも助け合うものが周囲にいる生き方が幸せでしょう。そこで「ひとりよりもふたりが良い」とコヘレトは語ります。

 けれどもコヘレトの深い孤独感は、「ふたり」でも大勢でも、本当の慰めにならない点にあります。「空しさ」をのりこえるただひとつの道。それは、私たちのかたわらに神がいてくださることです。今日も、神の力ある助けに信頼して歩みましょう。

コントローラ

Copyright (C) 2009 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.