月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年2月12日(木)

マタイ14章 奇跡のパン

イエスは、「それをここに持って来なさい」と言い、群衆には草の上に座るようにお命じになった。そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パンを裂いて弟子たちにお渡しになった。弟子たちはそのパンを群衆に与えた。(マタイ14:18-19)

 主イエスのしぐさは聖餐式に似ています。弟子たちは配餐する長老のようです。ですから、パンによる養いの奇跡は、深い意味では、主がご自身を私たちにお与えになることを示しています。人はパンだけで生きるのではないことを、ここでも学ばねばなりません。

 奇跡のパンは、五千人以上の人々が満腹しても、十二の籠いっぱいにあふれました。この「十二」は、イスラエル十二部族を象徴的にあらわしているのかもしれません。さらに15章になると、カナンの女が主のパンにあずかります。主の恵みの糧は、民族的な枠を超えて広がります。

 群衆にパンを配った弟子たちの仕事は、今、私たちに託されています。これを世界中の人々に分け与える使命が、私たちにも受け継がれています。主が来られるときまで、主の死を告げ知らせる宣教の使命を、私たちも喜んで担いましょう。

 主は、世の終わりまで御言葉と聖餐の恵みで、教会とキリスト者を支えてくださいます。主ご自身が奇跡のパンとして、今日も私たちを養っておられます。

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