月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月11日(水)

創世記20章 失敗を繰り返す中で見えてくる

アビメレクはそれから、アブラハムを呼んで言った。
「あなたは我々に何ということをしたのか。わたしがあなたにどんな罪を犯したというので、あなたはわたしとわたしの王国に大それた罪を犯させようとしたのか。」(創世記20:9)

 信仰の人アブラハムは、同じ失敗を繰り返します。信仰者として何年も歩んできたのに、異教の土地に足を踏み入れた恐れから、最初の時と同じ罪を犯します(創世記12章)。妻を自分の妹と偽ったのです。もちろん全くのうそでありません。父親は同じで、母親が違う兄妹です。しかし、そのままサラが異教の王の妻となるなら、繰り返し語られた神のご計画は台無しになるでしょう。

 だまされた王は、さぞかし頭に来たことでしょう。本来ならばアブラハムは彼からひどい扱いを受けて当然です。しかし、そこに、神が介入されます。神は、王の心に神への畏れを抱かせてくださいました。アブラハムたちが犯した罪なのに、彼らが知らない所で、神が破れをつくろっておられます。

 アブラハムは、だましたことが明らかになった後、アビメレクのために祈ります(17節)。この祈りが聞かれ、アビメレクは祝福を受けます。悪いことをしたと思ったら、相手のために祈りましょう。神は、罪を犯す信仰者であっても、その人のとりなしの祈りを聞いてくださいます。

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