月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月17日(火)

創世記22章 主の山に備えあり

アブラハムは答えた。
「わたしの子よ、焼き尽くす献げ物の小羊はきっと神が備えてくださる。」
二人は一緒に歩いて行った。(創世記22:8)

 待望の子イサクが与えられ成長を喜んでいた時、アブラハムに突然の試練が訪れます。「モリヤの地に行き、山に登り、焼き尽くす献げ物をささげよ」と神は命じられます。しかも献げ物は最愛の独り子イサクです。

 アブラハムは、イサクに薪を負わせ、火と刃物を自分が持って出発します。「献げ物はどこにいるのですか」と問いかける息子に、神がきっと備えてくださると答えます。祭壇を築き、イサクを縛って載せます。信仰によって、彼は最愛の息子をも惜しむことはありませんでした。刃物に手を伸ばしたとき、御使いが介入します。神は彼の信仰をご覧になったのです。神は、身代わりの雄羊を既に備えておられました。

 アブラハムは、子孫の祝福の約束と矛盾する言葉に困惑したことでしょう。イサクに「備えてくださる」と語ったときも、自分ではその意味を十分に理解していなかったかもしれません。しかし、神に従うとき、神は本当にすべてを備えてくださいます。最愛の独り子を与えてくださった神は、私たちの思いを越えて、備えの御手を伸べてくださいます。

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