月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年3月30日(月)

エゼキエル3章 硬くされたエゼキエル

今やわたしは、あなたの顔を彼らの顔のように硬くし、あなたの額を彼らの額のように硬くする。あなたの額を岩よりも硬いダイヤモンドのようにする。彼らが反逆の家だからといって、彼らを恐れ、彼らの前にたじろいではならない。(エゼキエル3:8,9)

 エゼキエルという名は、「神は強める(硬くする)」という意味です。その名のように、神は預言者エゼキエルの額を「岩よりも硬いダイヤモンド」のように硬くされます。それは「反逆の家」イスラエルの前で御言葉を伝えるとき、恐れたりたじろいだりしないためでした。

 エゼキエルは生来的に屈強なタイプの人ではなく、むしろ柔和な人であったと考えられます。神は、そのようなエゼキエルを、ただ御言葉を取り次ぐという使命のために「硬く」されるのです。

 それゆえに、ダイヤモンドのように硬くされたエゼキエルの額は、神の契約的な愛の「硬さ」を反映していると言ってよいでしょう。神はイスラエルを愛するが故に、今エゼキエルを遣わして厳しい裁きのメッセージを告げられます。しかし、その背後に契約の主の真実と愛がこめられているのです。

 伝道しても受け入れられないとき、自らの弱さを覚えます。教会自身が、語る大胆さを失っている場合もあります。主の言葉を語る者に与えられる強さ・硬さを祈り求めましょう。

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