月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年4月7日(火)

ルカ22章 わたしのために祈ってくださる主

「しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。」(ルカ22:32)

 最後の晩餐の席で、主イエスはペトロに「シモン、シモン」と呼びかけ、彼が小麦のようにふるいにかけられることを予告なさいました。弟子たちの筆頭だと言って胸を張り、一番弟子だとうぬぼれていても、揺さぶられ、ふるわれると、弱い本当の姿・信仰を失った惨めな姿が見えてきます。それがあなただ、と主は言われました。この後、すぐにそれは事実となります。ペトロは、「わたしはあの人を知らない」と、キリストとの関係を否定したのです。

 しかし、主イエスは「あなたのために、信仰が無くならないように祈った」と言われました。ペトロが信仰者、使徒として立ち直ることができたのは、彼の熱心、彼のざんげの力ではなく、ひとえにこの主イエスの祈りによったのです。私たちは「聖徒の堅忍」の教理を信じています。信じた者は永遠に救いの恵みの中に保たれる(堅忍する)、との教理です。この恵みは、主イエスの祈りにかかっています。復活の主イエスの執り成しにより、私たちもキリストの愛から永遠に引き離されることはありません(ロマ8章34-39節)。

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