月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年4月23日(木)

1コリント7章 主からの分に応じて生きなさい

おのおの主から分け与えられた分に応じ、それぞれ神に召されたときの身分のままで歩みなさい。
これは、すべての教会でわたしが命じていることです。(1コリント7:17)

 「男は女に触れない方がよい」とは、パウロの言葉でありません。これはコリント教会の中のある人たちのスローガンです。彼らはこのスローガンのもと、信者になった人々の夫婦生活を汚れたものとして禁じたり、離婚や独身を保つことで禁欲生活をさせたりしようとしていました。

 パウロは、まず、夫にも妻にも夫婦としての務めを果たすことを求めます。そして、「おのおの召されたときの身分のままで歩みなさい」と、三度命じました(17,20,24節)。召されたとは、私たちが神によって教会に導かれ、信仰を与えられて信者になったことです。私たちはそれぞれ違った生活環境や社会的な立場から信者とされました。キリスト者になったのだから自分の生活を急激に変化させたいと考えるかもしれません。コリント教会のある人たちにとっては禁欲生活がそれでした。しかし、パウロは「神の前にそのままでいなさい」と命じています。

 私たちは、少しも背伸びをする必要はありません。今の自分のままで主に従い、与えられた奉仕に励むなら、主はそれを喜んでくださるのです。

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