月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年5月5日(火)

エゼキエル13章 真実の言葉で養われる

それゆえ、もはやお前たちがむなしい幻を見ることも占いをすることもなくなる。わたしは、お前たちの手からわが民を救い出す。そのときお前たちは、わたしが主であることを知るようになる。(エゼキエル13:23)

 神学生の頃、教会の帰りに岡田稔神学校校長とバスで一緒になりました。そのとき、先生は、入学したばかりのわたしに熱っぽくお話しくださいました。「君、今日の教会で何が一番大切と思うかね。それは聖書の規範性、ということだよ」と。このとき以来、この言葉が、ずっとわたしの信仰の核心となっています。

 規範とは、広辞苑によれば、のっとるべき規則とあり、つまり、誰でもそれに従って行動すべきルールのことです。何を信じ、どのように生きるか。この二つの問いに対して、神の民として生きる限り、いつの時代にも、聖書は規範を示しています。

 捕囚の地バビロンに、偽りの預言者がいました。耳ざわりのよいことを語って人々の魂を惑わしたのです。しかし、彼らが語ったのは、規範とはならない言葉でした。

 まことの預言者とは誰でしょうか。神の御言葉のみに聴き従う人です。人びとを偽りの預言者から引き離し、神を知ることへと励ます人です。今日の教会にとって最も大切なことは、神の真実な言葉、つまり、規範性をもった言葉による養いです。

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