月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年5月7日(木)

1コリント13章 愛がなければすべてが空しい

全財産を貧しい人々のために使い尽くそうとも、誇ろうとしてわが身を死に引き渡そうとも、愛がなければ、わたしに何の益もない。(1コリント13:3)

 全財産を貧しい人のために使い尽くしたなら、多くの人は、その行いをした人が愛の人である、と思うことでしょう。しかし、今日の御言葉は、どんな善行であっても、愛なしに行われる可能性があることを示唆しています。また、空しい善行があることを雄弁に語っています。

 「愛がなければ」、「何の益もない」とは、厳しい言葉です。自分は愛のあるふりをしているだけではないか、あるいは、愛なく無益なことばかりしているのではないか、と反省させられます。

 13章が指し示す完全な愛は、主イエス・キリストにより表された神の愛です。「わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました」(ロマ5章8節)。

 キリストの教会は、十字架の愛に支えられて歩む群れです。たとえ自分の愛に挫折することがあっても、キリストの愛がもたらす益に思いを向け、キリストの愛を指差す者として用いられたく願います。

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