月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年5月15日(金)

ヤコブ1章 試練に遭うとき

わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。あくまでも忍耐しなさい。そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります。(ヤコブ1:2-4)

 ヤコブの手紙の受取人は、主イエス・キリストを救い主として受け入れたユダヤ人キリスト者でした。彼らは、パレスチナ以外の異邦人の町に住んで、様々な試練を受けていました。ヤコブは、そんな彼らを「試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい」と励ましています。

 試練がキリスト者の信仰を揺さぶることは避けられません。けれども同時に、「主は愛する者を鍛え、子として受け入れる者を皆、鞭打たれる」(ヘブ12章6節)ことも忘れてはならないでしょう。

 試練は、神が信仰者を鍛錬し、成長させ、神の子としてふさわしくしてくださるため、欠かせない創造的な御業です。試練は、神が未熟な私たちに目を向け、混ざりものを含んだ信仰を精錬し、「完全で申し分のない」者へと整えてくださる機会です。

 試練に出会いそれに耐え抜くとき、今まで知り得なかった数々の主の恵みにあずからせていただける、と聖書は約束しています。ですから、試練を嫌がる思いを捨て、試練をも喜ぶ信仰へと、一歩も二歩も踏み出しましょう!

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