月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年5月31日(日)

使徒2章 私たちの内に臨在される聖霊

突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして、炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。(使徒2:2-3)

 昇天される前に主が約束された、「父が約束されたものをあなたがたに送る」(ルカ24章49節)ことが実現します。ヨエルの預言が確かに成就したことを信じさせるために、聖霊は目に見える形で注がれました。

 「霊」は、ヘブル語でもギリシャ語でも、激しい風や息を意味します。この時、神の息吹が激しい風となって注がれました。かつて幕屋(出40章34節)や神殿(王上8章10節)を満たした神の栄光が、炎となって一人一人の上に臨みました。荒れ野にいたイスラエルの民を導きつづけた雲と火の柱(出13章21節)は、神の臨在を意味しました。それが今や一人一人に臨み、そこをご自身の神殿とされたのです。

 これ以降、聖霊は私たち一人一人に臨在し、私たちを神殿としてくださるようになったのでした(1コリ3章16節、6章19節)。聖霊は、特定の人や状況にだけではなくて、今やすべてのキリスト者に、常にいつまでも臨在してくださいます。私たちは、旧約の預言と新約のペンテコステの延長線上に築かれた、神が常に臨在してくださる堅固な神殿です。

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