月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年6月1日(月)

創世記2章 私たちに命を与える聖霊

主なる神は、土(アダマ)の塵で人(アダム)を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた。人はこうして生きる者となった。(創世記2:7)

 神が命の息を吹き入れられたとき、人は「生きる者」とされました。神が、天地を創られたとき、特に人間の創造に関しては、神の息が大きな役割を果たしています。この息は、霊と同じです。「神の霊がわたしを造り、全能者の息吹がわたしに命を与えた」(ヨブ33章4節)、「あなたは御自分の息を送って彼らを創造し、地の面を新たにされる」(詩104編30節)と言われるとおりです。

 私たちが生きている日々の営みのなかに、もうすでに聖霊の恵みは溢れています。人は、本来、神の霊によって生きる者となりました。神との関わりのなかで、他の被造物と異なり、神を礼拝する被造物として生きるものとされました。

 その後堕落し、そこからキリストによって救われ、今、私たちは救いをもたらす聖霊の特別な恵みを受けています。この救いの背後に、創造の恵みが既に与えられていましたことに感謝します。ペンテコステに吹いた風は、創造の息吹でもあったのです。私たちの命の源であると共に、今日のわたしを生かしてくださる聖霊を、祈り求めてまいりましょう。

コントローラ

Copyright (C) 2009 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.