月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年11月4日(水)

士師記21章 秩序のために求められる王

「ベニヤミンに生き残る者を得させ、イスラエルから一つの部族も失われないようにしなければならない。
だが、わたしたちは、娘を彼らの嫁にやるわけにはいかない。イスラエルの人々は、『ベニヤミンに嫁を与える者は呪われる』と誓った。」(士師21:17-18)

 イスラエルの人びとは、ベニヤミン族と戦い、その結果、ベニヤミンの中の六百人の男子が残りました。戦いが終わった時、イスラエルの人びとは、ベニヤミン族に嫁を与えないと誓います。しかし、その後、ベニヤミン族がイスラエルの中から全く絶たれることがないようにするための方策が相談されます。

 協議のすえ、ベニヤミンとの戦いに参加しなかったヤベシュの町を滅ぼし、その中の結婚していない娘たち四百人を連れ帰ります。それから、さらに二百人の女性を得るために、毎年シロで行われていた祭りを利用することを考えました。ベニヤミンの男子たちは、その提案の通りに、踊りに出てきた女性たちを略奪して、自分の妻としたのです。

 今日の目から見れば、許しがたい蛮行です。王がいない時のイスラエルの歴史は、秩序なく混乱していました。イスラエル十二部族存続の歴史は、このような罪深さに覆われています。神の御心に従って歩むために、神の民には治める者が必要です。霊的なイスラエルである私たちに、真の王キリストが与えられています。

コントローラ

Copyright (C) 2009 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.