月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年12月5日(土)

2コリント2章 キリストの香りを放つ

救いの道をたどる者にとっても、滅びの道をたどる者にとっても、わたしたちはキリストによって神に献げられる良い香りです。(2コリント2:15)

 古代ローマ帝国では勝利の凱旋が行われるとき、香炉を持つ祭司が先頭を練り歩いて、芳しい香りを辺り一面に漂わせました。それになぞらえて、パウロは信仰者をキリストの香りを放つ者として語ります。香りはある意味では音声や映像よりも早く広く周りに伝わることになります。人の心を潤す良き香り(霊的・道徳的感化)こそ、本来そうあって欲しいものです。

 しかしながら、神を恐れず罪に留まる多くの人びとは、福音の香りさえも胡散臭いこととして退けようとします。私たちが誠実に福音を語り、また熱心に証しすればするほど、そのような反応に遭遇することがあります。福音は、万人受けする香りではありません。

 私たちは、拒まれることがあっても、永遠の命を持ち運ぶ幸いな奉仕者です。また、私たちは、キリストにより神に献げられた良き香りですから(15節)、私たちの香りを喜んでくださるのは神ご自身です。ですから、臆することなく、何とかして一人でも多くの隣人が救われるように、自らを差し出しましょう。

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