月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年12月17日(木)

2コリント6章 今や、恵みの時

なぜなら、「恵みの時に、わたしはあなたの願いを聞き入れた。救いの日に、わたしはあなたを助けた」と神は言っておられるからです。今や、恵みの時、今こそ、救いの日。(2コリント6:2)

 パウロは、2節でイザヤ書49章8節を引用して、コリントの人びとに神の恵みを無駄にしないようにと勧めています。49章はイスラエルのバビロン捕囚からの解放を預言したものですが、究極的にはキリストによる救いを指し示しています。

 パウロは、捕囚という絶望的な状況からのイスラエルの救いと、教会の迫害者という絶望的な人生の中からの自分の救いを、重ね合わせて語っています。どちらも、神の一方的な恵みの業です。また、イザヤが指し示したキリストの救いが、パウロの身に実現しています。そして、パウロは、この救いが自分一人のために与えられたのではないことを知っています。自らの救いの体験をもとに、いかなる困難をも物ともしないで、「救いを地の果てまで、もたらす者」(イザ49章6節)となりました。

 「今や、恵みの時、今こそ、救いの日。」これは、パウロのクリスマスメッセージと言えるでしょう。まず、自分に与えられた恵みを、深く感謝しましょう。そして、「今こそ」この救いを知人・友人に届けましょう。救い主が到来したのですから。

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