月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年12月30日(水)

2テモテ4章 最後まで信仰を守り抜く

わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走りとおし、信仰を守り抜きました。今や、義の栄冠を受けるばかりです。正しい審判者である主が、かの日にそれをわたしに授けてくださるのです。しかし、わたしだけでなく、主が来られるのをひたすら待ち望む人には、だれにでも授けてくださいます。(2テモテ4:7-8)

 使徒パウロの人生は、生涯にわたって迫害と苦難の連続でした。彼は、この箇所で、自分の生涯を、競技場を走るマラソン・ランナーにたとえています。

 第一に、パウロは「わたしは、戦いを立派に戦い抜」いたと言っています。神と福音のための戦いにおいて最善を尽くし、力をふりしぼって戦ったということです。その最後に、深い満足感をもって、競技場を去って行きます。

 第二に、「決められた道を走りとおし」たと言っています。何事も、難しいのは始め方よりも終わり方です。信仰の人生でも同じことが言えるでしょう。

 第三に、「信仰を守り抜きました」とあります。この言葉は、神に誓った言葉に忠実だったことを表しています。競技をするとき、選手宣誓をします。死を前にして、主に対する信仰と信頼という宣誓を貫き通した人の確信が、満ち溢れています。

 だからこそ、最後まで走り抜いた選手が受けるべき義の栄冠を、パウロは待ち望んでいました。その冠こそ、しなびることのない、永遠に滅びない「義の栄冠」です。あなたに備えられている冠です。

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