月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年1月8日(金)

2コリント11章 偽物を見分ける

わたしは今していることを今後も続けるつもりです。それは、わたしたちと同様に誇れるようにと機会をねらっている者たちから、その機会を断ち切るためです。こういう者たちは偽使徒、ずる賢い働き手であって、キリストの使徒を装っているのです。(2コリント11:12-13)

 この世の多くの人が誇ることは、学歴、財産など、自分の高さを示す事柄です。しかし、主イエスは、そのようなものを誇ることはありませんでした。むしろ、弱い立場の人、虐げられている人、痛み苦しみの中にいる人の傍らに立ち続けられました。キリストは、低い人を高めるために、ご自分を低くするお方だったのです(マコ10章45節)。

 パウロは、この点でキリストに倣う人でした。彼は、金銭に対して過敏なコリントの人たちに配慮して、コリント教会からの報酬を受け取りませんでした。お金を払う資格がない素人の教師と彼らに誤解されたとしても、彼らを高めるために、自らを低くしたのです(7節)。

 このパウロの姿は、自慢話で人びとを惹きつけ、教会を食い物にした偽使徒たち(20節)と対照的です。パウロは自分の姿を示すことで、偽使徒たちの仮面を剥いだのです。

 いつの時代でも、偽物はいかにもかっこよく、キリストのように低いところに降って行こうとはしないものです。キリストの真の僕となるために、自分を低くして兄弟姉妹に仕える愛を育てていきましょう。

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