月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年1月25日(月)

出エジプト16章 わたしが主であることを知れ

「わたしは、イスラエルの人々の不平を聞いた。彼らに伝えるがよい。『あなたたちは夕暮れには肉を食べ、朝にはパンを食べて満腹する。あなたたちはこうして、わたしがあなたたちの神、主であることを知るようになる』と。」(出エジプト16:12)

 荒れ野を旅したイスラエルの民は、食べ物のことでモーセに不平を述べました。その不平は神に対する不平で、罪深いものでした。彼らは、エジプト時代を美化して、エジプトから救ってくださった神の恵みを否定したのです(3節)。にもかかわらず、主なる神は、肉とパンを彼らに与えて満腹させる約束をなさいました。

 神がイスラエルの民の要求にお応えになるのは、彼らの不平をなだめるためではありません。これは、彼らの罪を赦し、彼らを支えるという神の恵みの行為です。神はこれによって、神ご自身を知らせようとしておられます。イスラエルの民が、本当に主なる神を知るようになるためです。神が望んでおられたのは、神の民が神ご自身を知るようになることでした。そして、彼らが、この神と共に生きるようになることです。

 神は、背信のイスラエルを見捨てられませんでした。むしろ、恵みの神であられるご自身を啓示し続けられました。ここに、神の愛と約束に対する神の真実が、示されています。人生の荒れ野を旅していても、この方と共に歩める祝福は豊かです。

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